「ことの葉の庭」観た

新海監督の新作劇場作品、渋谷か六本木で迷って時間に余裕のあるヒルズで鑑賞だいたい劇場半分くらいしか埋まっていなかったんだけど、そもそも日曜の午後だというのに六本木ヒルズのこの閑散さはどうしたことかと驚くばかりの人の少なさだったので入り具合はこんなもんじゃないかと。
まずジャンルはなんだ？純情恋愛物か？だがしかしお互いがお互いに好き合ってるようには見えない、都会の人間模様を描いた何かというチョイスもあるが新海ファン的には新海監督の新たなるエフェクトを見るための環境ビデオと位置付けるのはどうだろうかw
これを言ってしまうとどうしようもないのだが、実写で撮っても全く問題ないはず、前作のようなファンタジー要素はこれっぽっちも出てこない、前作で◯ブリみたいって言われすぎてファンタジー路線はやめたとかじゃ無いよね？俺のせいじゃ無いよね？ファンタジーじゃなくてもいいけどこの作品をアニメにする意味を何処かに残して欲しかったかもしれない。
ストーリーとかもわかりやすい反面、単純過ぎてドンデン返しに欠ける、トラウマによる非日常感を演出しているのかもしれないが多分普通の会社通いをしている人の日常はこれよりずっとドロドロだと思うんだw
さて、内容の感想はこんなところでいいだろうから作画のダメ出しに行ってみようか（何という上から目線w）、まず雨とか水面の表現は素晴らしいのだが、ジョボジョボと流れる水の表現がやはり慣れないなぁ、もっと端折って描けばいいのかもしれないしいずれは慣れて美味しくいただけるのかもしれない。木の動きが気持悪い、何かツールを使って付けているのか手付モーションなのかとにかく不自然に見える、風のない状態の描写は完璧なのにこれは実に残念。
ああそうそう同時上映の短編「だれかのまなざし」は良かったねぐいぐい引き込まれる、次回作は是非ネコでw